アジア料理

日本の食べ物、餅とは

お正月をはじめとする日本の季節の行事には、「餅」と呼ばれる搗きたての餅が欠かせません。餅は、様々な伝統的なスイーツやレシピの材料にもなります。

餅とは

餅は、古代から日本の重要な食品として親しまれています。餅は、蒸したグルテン質の米をペースト状にして、さまざまなサイズに成形して作られます。餅は様々な料理に使われ、多くの宗教的な儀式でもお供え物として使われています。

餅の原料となる米は東南アジアが原産地です。日本では約2,000年前に稲作が始まったのと同時に伝わったと考えられています。短粒種の米は「モチゴメ」と呼ばれ、粒のまま蒸されて食べられることもありますが、一般的には搗かれて餅として食されてきました。

餅には神のエネルギーが宿っているという伝統的な考え方があります。餅には神のエネルギーが宿っているとされ、平安時代初期から新嘗祭や仏事の際に供え物として用いられてきました。祭りなどの特別な日に餅をつくことは、昔から地域の人々を結びつける重要な手段でした。餅つきとは、蒸したての餅を木の臼とハンマーで手でつき、できた餅を参加者に配る習慣のことを指します。

また、お正月には欠かせません。日本の家庭では、年神様をお迎えするために、丸みを帯びた餅を一対重ねて飾る「鏡餅」が伝統的に行われています。また、元旦の朝に食べる雑煮など、年末年始の料理にも欠かせない食材であるのです。

餅の習慣

餅は、茶道で使われる豪華なお菓子をはじめ、さまざまな和菓子に使われています。3月3日のひな祭りには赤、白、緑のひし餅やピンク色の桜餅が、5月5日の端午の節句には柏餅が登場します。

また、人生の節目にはお餅が欠かせません。紅白の紅白餅は、入学式や結婚式、新築の家の骨組みを奉納する際に配られます。

かつては、地域や大家族が集まったときだけに作られていた祭りの食べ物だった餅も、今ではスーパーでも売られている定番の食材です。料理に使うのは「切り餅」と呼ばれる長方形の個包装のお餅。鍋やおでんの具材として使われるほか、焼いて醤油や餡をかけて食べることもできる万能食材です。きな粉をまぶした「安倍川餅」や海苔を巻いた「磯辺巻き」も人気がありますが、バターやチーズを塗って焼くなど、洋風にアレンジする人もいます。

餅のバリエーション

大福のようなお餅を使ったお菓子は、なめらかなものや粗いもの、いちごが丸ごと入ったものなど、さまざまな種類があり、人気の高いお菓子です。また、京都の「生八つ橋」や、抹茶や柚子など地元の特産品を使った餅菓子も人気のお土産です。

餅は危険?

しかし、お餅はおめでたいものばかりではありません。餅は粘り気があるため、老若男女を問わず喉に詰まらせることがあり、毎年、正月には噛みすぎた人を救出するために救急車が出動するというニュースが報道されます。幼児やお年寄りのいる家庭では、お餅を食べやすい大きさにカットすることをお勧めします。

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